ピリカ・アフリカ・ブリタニカ?英国留学珍遊記

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zoom RSS 65回目の誕生日/ Father's 65th birthday

<<   作成日時 : 2011/03/08 18:09   >>

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徐々に徐々に春が近づいてきている実感がある。今日は快晴。みなキャンパスでは浮き浮きした様子で、サンドイッチなどを買い込んで日向ぼっこをしている。自分は修士論文の構想を今週中にある程度まとめる必要があるので、そう浮かれてもいられないのだけど、この陽気で部屋にこもっていられるほど人間はできていないので、資料を持ち出して、芝生にマラウイで購入したチテンジ(厳密にはカンガなんだけど)をひいて、サンドイッチを食べながら修論のアイデアを練る。
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それにしても、爽やかな青空の下、太陽の光を浴びているだけで幸せになれる。こんなときは資料を放り捨てて
芝生の上で空を見上げて横たわるに限る。うーん、幸せ。で、論文はおいておいて、全く関係ないことを考える。
昨日は父の65回目の誕生日だった。つまり、これで年金満額支給の年齢となり、本職のリタイア後に就いていた仕事も終わり。本当の意味で、”定年”ということになる。

感慨深いものがある。

あれは、自分が社会人になって1年ほどたったころか。松本市役所の記者クラブで取材をして、原稿を書いていると
突然携帯がなり、「父さんが倒れた」と母から告げられた。急性の脳梗塞で、職場で倒れ、状況は予断を許さないという。普段は気丈な母が、電話口で泣き崩れる様子にショックを受け、絶望感に襲われたことを昨日のように覚えている。

結局、幸運も重なり、あれからもう10年近くがたつが、麻痺など後遺症もほとんどなく、元気に仕事を全うすることができた。倒れるまでは、元気に働いている姿が当たり前で、「父がいなくなる」なん想像したこともなかった。でもあの一件以来、「人はいつ倒れて、いなくなってしまうかなんて分からない」と感じるようになった。そしてあらためて家族における父の存在の大きさを知るようになった。普段はサバサバしている母にとっても本当に大切な人なんだということをあらためて知った。

それ以来、折に触れて、フト、「家族ってなんだろうか?」と考える機会が多くなった。
そして、あまりにこれまで、その大切さに気づいていなかったのではと思うようになった。

決して裕福ではなかった我が家だけど、
いつも家族の距離は近くて、毎日にぎやかだった。
家が狭いこともあって、3つの布団に5人が並んで、毎日おしゃべりしながら眠りについていた。
公務員だけど、ノルマに追われて仕事に忙しい父に、
専業主婦の母、うるさいガキたち3人。
休みはみんなで山や川に行ったり、野球をしたり。
勉強するのも、ご飯を食べるのも、寝るのも、みんな一緒で、
お互いにプライバシーなんてかけらもない生活
父も母も、自分の部屋どころか机すらなく、いつもみんなで居間にいた
(というか居間しかない)
でも、その分孤独なんて一瞬たりとも感じることはなかった。

その後、自分は北海道の大学に進学し、長く実家を離れた。
冬山で遭難しかけたり、日本を自転車でフラフラ縦断して台風に巻き込まれたり、
海外をほっつき歩いて詐欺にあったりと、常に心配をかけていた。

仕事についてからも、取材で雪崩に巻き込まれたり、せっかく記者になったのに
やめてしまってアフリカに行ってしまったり、帰ってきたと思ったら今度はイギリスに
行ってしまい、いい年こいて、また無職。10代で田舎を出て、名古屋に上京し、
働きながら大学に通って、それから40年以上仕事に尽くし、3人の子供を
大学に行かせた父からしてみれば、たいそう不真面目な生き方に映るかもしれない。
30を越えても、結婚もしていないし、子供もいない。
しかし、そんなことは何もいわず、「お前の考えていることは、もう自分にはわからない。
だから、好きなように自分で納得できるようにやればいい」と受け止めてくれる。
マラウイへ出発するときも、英国へ出発するときも、
駅まで見送りにきてくれて、余計なことは言わずに、ただ「元気でやれよ」と
送り出してくれる。そんなとき、母は横で、涙をこらえて俯いている。
こんな父と母に育ててもらえて、本当に幸せだったなと、あらためて思う。

昔は、家族なんて、当たり前の存在すぎて
その価値がよく分からなかった。

でも、年を重ねて、その大切さに、徐々に気づく。
理屈じゃない、一緒にいることの尊さ。
育て、育てられ、生きていくことを知る。
いつまでも一緒にいられるわけじゃない。
だからこそ、ともに過ごせる時間を大切にしたい。

多くは語らない。でも
生き方を通して、そんなことを教えてくれた父に本当に感謝したい。

自分も早く家族を持ちたい。
最近、強くそう思う。
そして、いつか家族を持つということについて、対等に話ができるようになりたいな

それにしても、父と母は、ジイジとバアバになってから
すっかり楽しそうだ。孫は何よりの宝だね。
これからも元気で仲良く、末永く!
65回目の誕生日おめでとう。

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6th March is the day of My father's birthday. I appreciated his sincere contribution on our family.















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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
驚いた。
うちの父も今年65で、ゆうやパパと同じくらいの年に心筋梗塞で倒れて、大手術をして、10年近く経ついまもありがたいことに元気。普段あまり考えることないけど、元気でいてくれるだけでも奇跡なのかも。今度来るときちゃんと親孝行しないと。

ちなみに、ゆうやパパは君に顔がそっくりだね。瓜二つと言ってもいいくらいに。ゆうやの30年後が見えた!?
tomoko
2011/03/09 17:43
なにはともあれ、限られた時間
できる限りの親孝行はしたいよね。
堅苦しく考えなくても、一緒に楽しい時間を
過ごせることが何よりだと思います。

昔から母似と言われて、父さんとは似てないと
言われてきたけれど、30越えたら似てきた
と言われた。不思議なもんだ
yuya
2011/03/09 21:21

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