ピリカ・アフリカ・ブリタニカ?英国留学珍遊記

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zoom RSS カズに学べ。

<<   作成日時 : 2012/01/13 00:24   >>

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イギリス留学による不在中に発売されたNumber2011年5月26日号をようやく読むことができた。わざわざ英国から「これだけはどうしても買っておいて」と家族に頼んで購入した一冊がこれだった。タイトルはずばり
「カズに学べ。」
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「明るく生き抜くベテランの思考法」というサブタイトルが、そのまま示すように、44歳になっても現役を続ける三浦知良選手に代表されるベテラン・サッカー選手のポジティブな生き方に焦点をあてた特集号http://number.bunshun.jp/articles/-/122625

なぜこの号が読みたかったといえば、実にシンプル。あの3月29日、忘れられない東日本大震災復興チャリティーマッチでカズさんが決めたゴールに、涙が出るほど感動したからだった。http://yuya1839.at.webry.info/201103/article_26.html あのゴールについて、カズさんがどんな言葉を発するのか、とても興味があった。

サッカーは小学生のころから好きだった。以来25年、たくさん試合も見てきたけれど、サッカーのゴールに涙したのは、あれが初めてだった。しかもyoutubeで見た、録画なのに。


ナンバーを読んで、あのときの気持ちを思い出した。あの試合から、すでに9ヶ月以上が過ぎた。昨日は震災から10ヶ月の節目だった。時間はたった。でも、昨日のことのようにも思える。

記事の中でカズさんは、こう言っている。
「僕自身は、あの1点がこんなに影響力があるとは思っていなかった。ただ、あとから、毎日同じことを続けること、コツコツとやっていればいいこともあるということが、多くの人々の気持ちとつながったのかなと、思った。あきらめないとか、勇気をもってとか、そういうキーワードとそんな僕の姿勢がリンクしたのかな、と」

「あのゴールは本当に本能だった。普段の練習でやっていたものが出たんだと思う。ずっとやってきたことの積み重ねで」

心が折れそうな挫折を何度も乗り越えて、それでも地道に努力を重ねたカズさんだからこそ、生みだせたゴール。だからこそ、観る人は、あのゴールに、「あきらめない」というメッセージを重ね、心を強烈に揺さぶられたのだろう。

一方で、カズさんはこう言っている。
「ただ、あのゴールはもうあれでいいんですよ。時間とともに古くなっていくんです。思い出には残っても、新しい人も出てくるし、新しいゴールも生まれるし。(中略)残っていくとは思うよ。でも、僕はそれに酔っていてはいけないんです。今回、どこかで酔っている自分もいて、でも、その酔いは危険なんです。そういう意味では、僕はもうあのゴールを振り返っちゃいけない。それは、今回のゴールに限らずいつも僕が思うことで。酔いは捨てて次に向かう、これが大事なんです」。

栄光にも、挫折にも、心乱さず、黙々と、自分の行くべき道を行く。そんなスタイルはどこかイチローにも被る。自らを厳しく律し、愚直に積み重ねる。44歳になっても現役でいられるのは、徹底した自己管理にあると多くの人が指摘する。
「ここまでこられたのは、全部タイミングでしょう。努力もしてなければならないし、運もなければならないし。そこがみんなの言う”持っている、持ってない”の話になっちゃうかもしれない。でも、僕は努力と言うものを信じたいし、努力に比重を置きたい」

記事を読むと、よく分かる。なぜカズさんが、多くの人にプレーヤーに一目おかれ、kingと呼ばれるのか。紳士的で華やかなふるまいや、群を抜く経験だけでなく、いつまもでプロのアスリートとして、上を目指しつづけているからだろう。そのために積み上げる努力を怠らない、そんな姿勢に誰もが、敬意を表さずにはいられない。そんなカズさんが、「ここしかない」という場面で、多くの人の期待にこたえ、ゴールを決めたのが、あの試合だった。震災もそうだけど、何か、くじけそうな困難に出会ったときに、あのゴールを見ると、それだけで「お前もがんばれよ!」とカズさんに叱咤されているようで、涙腺が緩むとともに、力がわいてくる。

雑誌の企画で、読者からの質問にカズさんが答えるコーナーがあった。そこである読者はこんな質問をした。「これまでのサッカー人生で栄光と挫折の両方を味わってこられたと思います。いまのカズさんにとって、どちらが意味のあるものでしたか?」

それに対する答えが、こうだった。
「両方です。栄光は自信につながり、挫折は踏ん張る力を与えてくれました」

この答えを見て、なぜあのゴールが、多くの人に勇気を与えるのか、明確に分かった。挫折が踏ん張る力を与えてくれる。この究極のプラス志向。98年、日本中のサッカーファンが、カズに対する運命の非情に、心を痛めたが、もっとも苦しんだ本人が、その屈辱や絶望を、力にかえて、今も走り続けている。踏ん張るカズ。中田英選手みたいに力を残したままスマートに引退してしまうのも、一つの価値観だろうけど、多くの日本人はカズ的な生き方に、共感をおぼえるのではないか。
「”あしたのジョー”のように真っ白になるまで、ボロボロになるまでプレーしたい」。カズさんはそう言っている。

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やっぱり、そうなんですね。安西先生。

いい雑誌でした。図書館でバックナンバーでもあったら、読んでみて下さい。







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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
図書館でバックナンバー探して読みます。
ゆーやさんの引用ですでに、くるものがありました。

進まねば。
ごん
2012/01/13 15:28
ごんちゃん、久しぶり!アビスコの図書館には、さすがにないだろうけど・・・帰国したら是非ね。

こっちも進まねば!
yuya
2012/01/13 22:49
この日記よんで、ナンバー読んでみたくなって、
謙ちゃんに言ったら吹田図書館から借りてきてくれた。


そしてカズファンになりました。サッカー見たくなった。テレビほしいな。
りえまん
2012/01/21 04:44
おー、図書館のバックナンバーにナンバーがあったんだね!良かった。あの質疑応答なんかみたら、惚れるよね。キングカズ。今年も契約更新したみたいだけど、燃え尽きるまで応援したいね
yuya
2012/01/22 08:54

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