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zoom RSS 地震と津波/ about the devastating earthquake

<<   作成日時 : 2011/03/12 10:44   >>

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「これから世界はどうなってしまうのだろう?」。そんな思いで、中継の画面を凝視するのはあの「9,11」や「イラク戦争開戦前夜」以来かもしれない。あのときと違うのは、その舞台が祖国「日本」であるということ。昨日までの日本から、一日ですべてが変わってしまった。スマトラ沖の地震津波も、ハイチの地震も、同じく大災害であったのは間違いない。でも、やはり、自分の国が、被害に遭うのは訳が違う。異国にいて、画面を通して、日本の惨状を目の当たりにすると、あまりの酷さに、眩暈を覚え、これが現実であることに怖くなる。今は、ただ祈ることしかできない。

今朝、6時に起きて、ネットをチェックして地震のニュースを知った。当初からBBCが生中継を続けていて、かじりついた。映像に言葉を失った。スマトラ沖の津波を思わせる地獄絵図。人間の力など全く及ばない絶対的な自然の脅威。次々と波に飲み込まれ、あまりにも簡単に破壊されていく、ごく普通のどこにでもある日本の民家。すさまじい現実と、そこから、あまりに遠くにいる自分。なんともいえない無力感を感じるしかなかった。在外の人間は、情報にアクセスするのが難しいけれど、今回は初期から、ユーストリームで広島の中学生が、NHKを中継してくれていたので非常にありがたかった。もちろん違法だけど、公益を考えても、自分としては彼の英断を評価したい。結果、その後TBS、NHKと公認でユーストリームで中継する局が出てきたのは、彼の行為がきっかけではないかな。「僕の両親は阪神で被災しました」と説明しつつ、必要な情報を必死で中継する姿をネット経由で見ていると、素直に「みんな君のおかげで助かってるよ。ありがとう」と言いたくなった。


昔だったら、在外の人は、災害時には、情報確認などが遅れて困ることも多かっただろうけれど、今はネットがあるので、ほぼ日本にいる人と情報を同時共有できる。そして、それは外国の人も同じで、ここ英国でもみなテレビの生中継で、日本の様子を注視している。BBCによる地震の扱いも、相当大きくて、発生から少なくとも4−5時間は、ノンストップでずっと生中継していた。それは英国だけでもないようで、アルジャジーラやCNNでも同様の扱いだったようだ。日本のいるときは、あまり感じたことがなかったけれど、こうやって世界の友人が、メディアを通じてでも、日本のことを見守ってくれているのは、かなり心強いし、ありがたい。
もちろん地震の悲惨さは、メディアで報道されるだけでは、直接的に、何も緩和されないかもしれないけれど、メディアを通して、世界の人々が日本人の直面している困難を共有して、シンパシーを表明してくれる。
大学内で、今日一日、どれだけ多くの学友や先生らに「家族は大丈夫だった?日本のために、早く災害がおさまるように祈るよ」と言われたことか。そして実際、各国政府は、次々と災害緊急援助を申し出てくれている。英国のサッカークラブ「リバプール」が発したメッセージ、「You’ll never walk alone(=君はひとりじゃない)」にはちょっとジーンときた。状況はきわめて深刻で、きれいごとだけでは片付けられない状況であるのは確かだけど、被災地の人に、こうやって世界中の人が無事を祈っていることが少しでも伝わって、勇気づけるきっかけになってくれればと思う。


一夜明けて、凄惨な被害状況が次々と明らかになっている。数百人の遺体、壊滅した街、放射能漏れ、消えた電車、ニュースをつけっぱなしにしていると、ニュース速報のテロップが鳴り止まず、地震の発生を告げるチャイムが鳴ると、そのたびに青ざめる。増え続ける死者数。正直、絶望しそうになるし、もうニュースを見続けるのが苦痛でもなってくる。想像の範囲を超えた破滅的な状況だ。こんな現実を受け入れたくない。そんな思いにもなってしまう。ニュースでは、家族を失った女性が号泣しながらインタビューに応じている。「村の人、みんな誰もいなくなっちゃったの」。1000人を超す死者・行方不明者。その重みは、簡単に理解できることじゃない。ただ不条理な現実。起きたことを想像するだけで気が遠くなる。しかし、その一方で、絶望的な状況の中でも、現場では、生存する可能性のある命を、救い出そうと自衛隊員や消防士、警察官が必死の救助にあたっている。今は、希望を失うことなく、ただ一人でも多くの被災者が救助されることを祈るしかない。そして、自分は何ができるのか。日本人である一人一人が、分をわきまえた上で考えることも必要だ。”誰か”のではない、自分たちの国なのだから。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
家族は皆無事です。
名古屋でもかなりの時間、大きな横揺れでした。外にいたのですが、車がゆさゆさと揺れるくらいでした。
現地とは比較にはならないと思うけど、とても怖かったです。
これからまだまだ被害状況が明らかになるにつれ、復旧にはとても時間がかかりそうです。
ナギっち
2011/03/12 11:20
被害状況はとても深刻そうだね。今回は
阪神のときと比べても範囲が格段に広いし、津波という
現象自体が対抗措置をとるのが非常に難しいので
(究極的には海沿いに住むなということになってしまう)
これからの復興は本当に大変なことになる気がする。
被災者にしたらとてつもないトラウマになるだろうしね。
遠くから見ているだけの自分も、ため息がでてしまう。

でも名古屋のみんながまずは無事でよかった。
何も災禍無く、平穏に暮らせることがどれだけ
大切なのかを、こういったときには実感する。
早く早く、救助が進むといいね。
yuya
2011/03/12 17:08

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